疎外感

今まで、それなりに頑張って来たと自負していたのですが、異動があった事で、

同僚だった方々から疎外感を受けている気がしてならない。

しかし、俺はこの程度でメンタルをやられるようなタイプではないのだ。

忘れもしない中2の一年間、どれだけ辛酸をなめさせられた事か。

思い返せば、あれも修行の一環だったのだろうと言えなくも無いけど、

名前も顔も知らない同学年の女子に嫌われ者扱いされた事が、

心に深い傷跡を残してならなかった。

ただ、嫌われ率が100%で無かっただけマシだった。

体育祭の終盤で、フォークダンスがあるのですが、

90%くらいの女子が、手をつないでくれないとです。

あれも思い返せば逆ハラスメントですかね。

理不尽な事でも自分に非があるなら仕方ないけど、

あの経験が元で、俺は同級生の女子に対して疎外感と言うか、

軽蔑の眼差しを受けている気がしてならなかった。

しかし、俺が好意を寄せていた女子からまで嫌われる事が無かったのが、

唯一の救いだったのでしょう。

成人式以来、逢う事も無いけど、この間、夢に出て来たのです。

そして、こう言い放った

「あたしは○○の事を好きじゃないけど、

 ○○は他の女の子を好きにならないでね・・・。」

どんだけ上から目線やねん。

ただ、あまりにもインパクトが強過ぎて、忘れられない。

18歳の彼女は、ウエーブの掛かった長い髪を靡かせて、

眩しすぎる美しい姿を俺に見せてくれた。

溜息が出るくらい美人だったが、長身故、声が低かった。

中学時代から、喉元がね。楽器も長いと低い音が出てしまう。

小柄な女性は可愛くハイトーンボイスですけど、

大柄な女性は美麗でハスキーボイスなんですよね。

声は言葉を交わす度に聞えて来る。

顔は目を合わせないと見えない。

やっぱり俺は声が可愛い女性が好き。