陽光

 暖かな日差しに包まれて、気温は連日20℃を上回っています。
こんな時、バイクに乗れないのは残念でなりません。
代車で借りているのがリトルカブ故に、
幹線道路を流れに沿って走るのは難しい。
近所の買い物や通勤には最高に便利な乗り物ですけど、
毎日使う道具として潔すぎるので、
カブ系を1台だけ所有するってのは、少し物足りない気がします。

 昨日で一連の騒動は決着を迎えたので、
携帯電話の着信履歴を気にしなくても良い。
それに、交通事故の手続きが途中なので、
連絡を取り合ったりするから、
それ以外の用途に携帯電話を使用するのは控えたい。
昨日の昼も連絡が有ったのだが、
簡易留守メモを再生せずに消去してしまった。
まァ不貞行為を仕掛けた張本人が異動するってのは、
奥さんの方から知らされているだろうから、
これ以上、私が干渉する必要もなかろうて…。
 残念なのは、犯人の晒し上げが事実上困難になったくらいか。
もっと重い処罰を与えた方が、再発防止の為だとは思うが…。

 私が20代半ばの頃、販売業をしていた頃は意外と自由な社風で、
仮に女性社員が家庭の事情で離婚をした場合、
仕事に専念(家事をしなくて済むから、残業の縛りから解放される)出来るので、
寧ろ歓迎すべきだと、専務が仰っていた。
ただ、男性社員が同様に離婚した場合は即解雇。
ましてや女性社員と関係を持ってしまうような不届者は論外。
何故なら女性販売員も店頭に並ぶトップス・ボトムなど同じ商品なので、
著しく商品価値を下げるような行為は禁止令が出されていた。
とは言え、遠方の販売会場から応援要請があれば、
クルマという密室空間の中で、
結構な時間を女性社員と2人きりで過ごすのも珍しくない。
しかも販売会なので、身に着けている服の露出度も結構なモノ。
理性が本能をコントロールするとは正しくこの事。
酒の席では酔った女性社員が膝の上に乗っかって来たりする。
こんなオプションプレイをキャバクラでやったら、
追加料金などでは済まされないでしょう。

 電子部品製造業に新卒で就職し、他の仕事を知らない連中は、
職場の処遇については羨ましいが、
販売業の刺激的で華やかな世界に触れずに過ごす方が不幸に思えてならない。

 販売をしていた当時の私が一番興奮したシチュエーションは、
閉店後の店内で赤地に”SALE”の白文字が入ったポップを棚に張り付けている時、
後ろから女性社員が棚に陳列されている商品を定位置に揃えようとして、
背中を2ヶ所、何かが触れる感じを受けたので、
「変だな?何があったのかな?」と思い、
振り返ると、女性社員が胸を押し付けていたのでした。
流石に振り返るまでの数秒間、
あの状態を維持しているのは相当不自然な感じを受けましたが、
胸が背中に当たったくらいで騒ぎ立てる女性は、
販売業の世界に入って来ません。皆さん明け透けです。
私ですら飲み会の席で初体験の年齢を尋ねたら、
普通に答えていましたから。それが真実かどうかは別として…。
目当てでない隣りの女性社員まで初体験内容を告白していたのは余分でしたが。
ただ、製造業では許されないでしょう。
基本的に女性比率が低く、女性は飲み会に出ません。
仮に出席したとしても、胸を抉り込むような鋭い質問なんか無理に決まってます。
そして、野郎ばかりじゃ場が盛り上がらないから、キャバクラへ行っちゃうんです。

 最初に入った会社ではサマーキャンプ告白事件ってのもありました。
毎年6月に新入社員の歓迎を兼ねて、1泊2日のバスツアーが有ったのです。
しかし、何故か強制参加の新入社員以外、女性の参加者が極端に少ない。
「変だな?どうしてなんだろうかな?」という疑問が湧いた。
後で聴いた話しですが、
その3年前のキャンプの夜に色々と盛り上がった中で、
意中の男性に告白した女性が居て、
男性は参加していた別の女性と交際中だった事を打ち明けられ、
女性は失恋の痛手で自らの命を絶ってしまったそうです。
遮断機の下りた踏み切りに飛び込んで…。
人目を憚らず告白する勇気は私にはありませんが、
やはり「告白」は相手と2人きりになった時に限ります。
不倫下衆野郎も、仕事中に既婚者の女性社員と2人きりになった頃合いを見計い、
狙いを定めて声を掛けたに違いありません。
これぞハイエナ。下衆の極み。


♪1人なら遊びでも、2人なら本気なの
既婚女性が本気になったのも、不倫下衆野郎の仕業。
仮に私が愛する女性を慰み者にされたとしたら、
そいつが二度と悪さが出来ない体にしてしまうでしょう。
全力で。