流行

流行と書いて、「はやり」と読む。
萩原流行の「ながれ」は、ちょっと無理矢理感が否めない。
アタシね~、流行りの曲には馴染めないんですよ。
別に他人と趣向を併せようなんて思わないし。

遡れば、CDみたいなイージーさと違って、
レコードには、儀式が存在したんです。
だってそうじゃない?レコード針のクリーニング、
レコード盤の静電気防止スプレー。取り扱いも気を使う。
それに、溝に傷が付いたらオシマイなんですよ。
録音する時に、レベルを調整しないと音が割れて聴けたモンじゃない。
このデリケートさ加減が、繊細な神経の持ち主以外をシャットアウト。
でも、そのマニアックな行為が好きでした。
あの頃、アルバムは¥2,800。
月々の小遣いが¥3,000なので、容易く買える代物ではありません。
だから、本当に好きなアーティストに絞り込んで購入していたんです。
(殆どアイドル歌手でしたけど)
この鬩ぎ合いが、今はありません。
衝動買いしたDVDも、最後まで見ないで収納されたまま…。
若い頃に比べたら、それなりに裕福になったけど、
失うモノもあるんですね~



解散カウントダウンのキャンディーズがリリースした「わな」

ミキちゃんがセンターボーカルなんて、この頃は気にもしませんでした。

だって、めっちゃガキでしたから。

「罠」か。罠にハメられたくはないですねェ。

そいつが「罠(トラップ)」って見破られないのが、本当の罠ザンス。

地雷を踏んだらサヨウナラ”そんなタイトルの映画もありましたね。

「地雷」怖いなァ~。