行きつけの店2

前回だけでは虚無感が晴れないので、もう少し行きつけの店について触れてみたい。

イタリアンレストランの競合店が10年前、東に230m位置に出店し、

それが直接的な要因だとは言えないけど、

競合店は隣接するドラッグストアの駐車場がフリーで使えるのが強みだった。

私の行きつけの店は駐車場が10台分あったけど、従業員が1台分使うから

実質は9台。4人掛けのテーブル席が6、カウンター席が8、個室(フローリング)

と、キャパを考えたら少なかったのかも。

せっかく車で来ても、駐車場が満車では客は他の店に行ってしまうから。

厨房はシェフ1名のみ、給仕のバイトが1,2名。

だから満席だと注文しても料理が来るまでに相当時間が掛かってしまう。

しかし、今考えると新型コロナの影響でディナー客が激減したのが大きかったのでは?

店は火曜定休だったけど、月曜夜も予約が入らいない日は「CLOSE」

と窓に表示されて休んでいる事が多かった。

コロナ前はランチが11:30~15:00、ディナーが17:30から23:00

ここまで長時間営業しているレストランは、あまり見た事がありません。

価格は抑えめ、量は多め、味は本格派。

これは大通りに面した店であれば、行列が出来て当然でした。

人口3万人強の町の広い通りから脇に入った立地条件では、

人目に付きにくく、店の名前もイタリア語表記で理解しにくい。

残念ながら私の町の住人達には響きにくかったようです。

恐らくオーナーシェフだったと思いますが、

また新しい店をオープンする事があれば、SNSで情報発信して頂きたいです。

居抜き物件で他の飲食店が入ったとしても、ラーメン店や中華では

行く気になりません。建物の景観もイタリア風と言うか、純イタリアですから。

訪れたのが夜ばかりで、ガーデニングで飾り尽くされた店はライトアップされた

姿しか記憶に無いのが残念でなりません。

行きつけの店が閉店して、これだけ精神的に参ってしまうのだから、

連れ合いが先立ってしまったら、生きて行く為の意欲すら失ってしまいそうです。

サヨナラだけが人生さ、だったら今日は何なのさ。

これからは後悔しないよう、夜の外食は食べたい物を注文しよう。

...あの店でラザニアを食べたかった。悔しいです。