減給

減産によって、勤務時間が激減し、
それに伴い、ありとあらゆる諸手当てがカットされたとです。
正直、給与明細のミシン目を切り取るのがイヤだった。
しかし、本当の恐怖は来月。
何故なら、たった1日の深夜勤務があったお陰で、手当てが付いていたから。
それすら期待出来ない2月の給料。
末恐ろしい。背筋が凍り付くようだわ。
こんな状態が、半年続いても、俺は別に困らない。
そりゃ資産が目減りするのは回避出来ないけれど、
定期預金を毎月2万円ずつやってるんで、そいつをアテにしりゃ何て事ァない。
本当に「備え有れば憂いなし」ですね。

7年と2ヶ月振りに煙草を口にした。
そこに至るまでには、語りつくせない物語があるが、それは今は言えない。
煙を燻らせると、失った記憶が蘇って来たような錯覚に陥った。
俺が最初に吸った煙草は「ケントマイルド」
その後は、なりふり構わず自販機の片っ端から買って行った。
「DEAN」という、赤箱(ショートホープと同じ)を吸っていた頃は、
煙草を集(たか)って来た人が、ニコチン・タール含有量が激烈に高いので、
「貰わなきゃ良かった」と溢すくらい。
俺は、酒もタバコも「拘り」なんてない。
じゃあ、何で「マルメン」に手を伸ばしたかと言えば、
クラリオンちゃん、そして、むっちりくの一ちゃんが吸っているから。
いやね、多分この1箱で終わりにしたいのよ。
喫煙が体に良くないってのは、承知の上さ。
http://www.letre.co.jp/~iwaki/smokers/
このサイトを見れば、理解出来るはず。
それでも、俺は、いつもと違う方向から風を感じたかった。
退屈な毎日に飽き飽きしてた頃さ。
何か、折角断ち切った「喫煙」と言う行為を再開してしまった自分に対して、
「退廃(デカダンス)」とも形容してしまうような後ろめたさを感じるのも事実。
…しかし、憧れの君が口にするのと同じモノを、俺も…。グヘヘ。
こりゃタマランわ。妄想特急は今日もレールを軋ませながら走る。
トンネルを貫通しながら。お下劣極まりないですね。