どん底

14年前の今日。
高速道路が歪んで飴細工のように変形しているのをテレビで見て、
「天災は忘れた頃にやってくる」という諺を思い知らされた。
所詮「安全地帯」なんて存在しないって事。
当時は婦人服販売会社に勤務していた。
地元の商工会議所で催事があり、
帰り間際に残った弁当を貰って、
「お前らは食べたい時に食べられる幸せを噛みしめろよ」
と諭された。被災された方々は、
食べる物さえも確保しにくい状況だったから。

俺が住んでいる地域は、過去に大きな災害もなく、
大雪も降らず、台風の被害も受けにくく、
日照時間が全国で5番目に長くて、
米の収穫量が安定しており、
東北地方のように凶作で一揆が起きたりする事もなく、
江戸時代は「天領(幕府直轄の領地)」だった。

本当に地震は怖いね。
地震・雷・火事・オヤジ」
何故、地震が1番なのか
思い知らされた、あの日。

阪神・淡路大震災」以降、甚大な被害を齎す
地震が断続的に発生している。
新潟の時は、こっちも相当に揺れた。
何らかの行動が大地の神の怒りに触れたのかも。