業(カルマ)

俺の業(カルマ)の深さは、どのくらいなんだろうか?
無駄な殺生を繰り返したガキの頃。
地獄で閻魔大王に「お前はんは地獄行きやで」と関西弁で告げられる夢を何度見た事か。
しかし、何で関西弁やねん。
でも、関西弁の魅力を俺は否定出来ない。
正直、「あんたの事が、めっちゃ好きやねん」と告られたら、
靡かない野郎はおらへんで。
戎橋が、通称「引っかけ橋」と呼称されるように、
関西人のテンションは桁違い。
あの橋は、修学旅行で見た時も、カップルで埋め尽くされ捲くり。
そりゃ誘われた女も疼いてしゃあない状態やったろうて。
俺も、そんな積極的な女と交際したかった。
中井美穂が古田に言い寄ったようなシチュエーション。
それも、夢のまた夢さ。
おっと、酒に溺れて道を踏み外してしまいそうデナイノ!!!
神に懇願します。
「俺は、どこへ行けば良いのですか?」
それは永遠に見つけられない場所なのかも知らない。
メーテルリンクの「青い鳥」のように。
俺は其処に辿り着く為に、今日も修行に励むしかない。
「修行」か。