エコ

 エコ。地球に優しい、環境に配慮した消費を心がけようという運動が高まりつつあるが、
ことクルマに関しては間違った事が多い。
 ハイブリッド車だけでなく、低燃費を謳ったガソリン車にもアイドリングストップ機構が付いているが、
エンジンのON・OFFが繰り返される回数が、アイドリングストップ無し車と比較して多く、
当然ながらバッテリーも高価なモノが装着されている。
 通常、バッテリーの寿命は3~4年だが、高価なバッテリーはホムセンで取扱いしていない可能性もある。
その場合はディーラーで交換となるのだろうが、結構な出費を覚悟せねばならない。
まァ、真冬などは水温が一定まで上昇しないとアイドリングストップされないだろうし、
どちらかと言えばカーナビ・エアコン等の電装品や灯火類の使用時間がクルマの走行時間に対して多ければ、
アイドリングストップ機構の有無に関係なくバッテリーの消耗は早まる。

 専業主婦が近所の買い物程度しか乗らないような使い方なら、アイドリングストップは不要でしょう。
面倒なのは、女性はバッテリーのメンテナンスなんて眼中に無いし、
エンジン始動時にセルの回り方で異変を感じたりもしない。
だから、とにかく早めに交換するしかないんです。

 私は走行距離が極端に少なく、仕事の時は往復10分なので、ライトONで走る時間も短く、
クルマは登録から16年経過していますが、ランプ類は新車時のまま無交換。
バッテリーは4代目ですが、オーディオも殆ど使わないせいか、長持ちします。
最近は通勤時に音楽を聴いたりする機会も減りました。
たかが5分程度なら、音楽が無くても退屈しないし、天気予報は出勤前にチェックするから、
ラジオのニュースも必要性を感じない。
本当はソニー製のコンポがMD・CDともに壊れていて、
AMラジオも回路がダメで音声が極端に小さくて聴こえない。
まともなのはFMラジオのみ。一時はコンポを新調しようと思うが、
今は携帯電話で音楽を聴いたり出来るので、別にいいかなと。

 しかし、車両登録から14年を経過すると税金が10%増しってのは、納得が行かない。
古いモノを大切に使うのが、本当のエコなんじゃないのですか?
しかも軽車両は除外。
確かに最新の技術でエンジンの性能が上がり、かつ低燃費なのは凄い事だ。
但し、スポーツモデルに関しては、性能は横這い。
何故なら衝突安全基準が厳しくなり、ボンネットは歩行者保護の為にエンジンとの空間を広く取るので低く出来ない。
エアバッグ・ABS・横滑り防止装置等の装備が増えた結果、クルマが軽く造れない。
ディーラーのメカニック担当者が、「ずっと乗り続けた方がイイです」なんて言うくらい。
ホンダはS2000・タイプRは終了で、クーペモデルはCR-Zだけだから特殊かも知れないが、
やはり乗り換える候補車が存在しないのは寂しい限り。

 16年前のクルマでも、普通に乗ってる限りは、特に不自由しない。
エアコン・パワーステアリング・パワーウインド・ABSが付いているし。
このクルマはABSとエアコンはオプションだったので、前オーナーに感謝しなければ…。
 昔と違って走行不能になるような故障は国産車に限っては殆ど無いみたいです。
だから、16年も乗り続けていられるのですが…。



1978年6月20日発売。
ザビのフレーズは覚えています。
この頃は珠玉の名曲揃い。
やはり娯楽が少なかったからでしょう。
最近の曲には、あまり興味がナイです。