ベテラン

 私が社会人として働き出した頃は、職場の諸先輩方で干支が1回り違えば
相当のジェネレーションギャップを感じていた。
そして、当時40歳を過ぎた方は行動・言動すべてがベテランの域に達していて、
落ち着きと言うか、安定感が凄かった。
振り返って現在の自分の周辺の方々を見回してみると、
本当に不惑の年を過ぎているのだろうかと思われても仕方ないような人も、
残念ながら存在する。
就業時間中に職場を放棄し、1時間もエスケープ。
その人は非喫煙者で、何をしているのかと言えば、トイレの個室でゲーム。
PSPやDSを会社に持って来るのは自由だが、
せめて昼休みだけに留めて置くのがマナーではないのか。
精神的に未熟なまま、気付けば40代だった。
そう顔に描いてあるようだ。
パレートの法則で、やる気のある2割と、やる気のない8割が存在するのは自然なのだが、
自分は「やる気のない」集団に属したいとは思わない。
そりゃ誰しも好き好んで今の仕事に携わっている訳ではないだろうが、
せめて充実感くらいは得たいと思うのが当然ではないか?
仕事をサボり捲って、後ろめたい気分が全くない厚かましさ。
そんな輩は、いずれ退職願われる気がしますけどね。
ベテランとしての立ち振る舞いとは何ぞやと?
鏡の前の自分の姿を見ても、体たらくな人は何も感じないのだろう。
仕事なんか辞めたらイイのに。