名車

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「名車」オーナーに対して羨望の眼差しが向けられるようなクルマ。
そこまでは言いませんが、
免許取得から、今まで乗り継いだクルマの経歴を綴ろうと思います。

 初めて乗ったクルマは、昭和55年式トヨタカローラ2ドアGT。
(画像は拾いです)
ボディカラーはイエロー。
 名機2T-GEU搭載。DOHC2バルブはEFIを装備し115ps(グロス)を発揮。
今の表記(ネット)なら100ps。フィットの1.3並みです。

 前オーナーがビタローニのドアミラー、イエローのハイテンションコードを付けていて、
自分で手を加えたのは、リアのショックアブソーバーをカヤバに、
タイヤをダンロップのZERAに替えたくらい。
それでも、初めてのクルマってのは、感慨深い。

当時は塗装が今ほど高度ではなく、
ドアの水抜き穴から錆が進行してグズグズになった。
運転技術も未熟だったので、事故も多数経験した。

 同期入社は、マークⅡグランデ(GX71)ソアラ(GZ10)
グロリア(430)マーチ(K10)
 流石に、マーチには負けた気はしなかったが、彼は新車だった。
私は、中古でしかもイエローという変態カラー。
そりゃ卑屈になる罠。
 やっぱり、ボディカラーって大事よ。

未だに忘れられないのが、ソアラを転がしていた野郎。
こいつは、ガソリン代を親に出してもらっていた。
そして社会人になってもシ○ナ○中毒。
最後は、旗を立てて暴走族の集会で走行したのがバレて退職。
コイツには、散々コケにされたけど、
やっぱり、お天道様は見ているんだなーと関心したのでした。 

 カローラには、2年と半年ほど乗って、買い替える事になるのですが、
今では、絶滅してしまったようで、見掛ける事もありません。
 それでも、初めてのクルマってのは、特別な感情がありますね。
残念ながら助手席に女性を乗せるチャンスには恵まれませんでしたけど…。



ヤマハのジョグ(赤)に乗り、高速道路の側道を髪を靡(なび)かせながら走る、憧れの彼女。
とても自転車では追い付けなかったけど、クルマの加速では追い越してしまう。
このもどかしさ。

カローラGTは、実家が運送業を営むヤンキー姉さんにも不評でした。
「こんなクルマに乗っちゃって…。」
ポンコツとか、ボロとか言わないでくれた事に、彼女の優しさを感じました。
でも、良いんです。
この頃の私は、ストイックな生活に満足していました。
そして、いつか新車に乗ってやると、心に誓ったのでした。
それも暴力的な加速をする、もの凄いヤツ。