メッセージ

昨夜の報道ステーションで、
田中好子さんが病床で残した最後のメッセージが流れていました。
苦しそうな声で語りかけるスーちゃん。

ワイドショーで何度も取り上げていましたが、
「ひるおび」で声を震わせながら進行していた恵が印象的でした。
私も、残された少ない時間の中で気丈に語りかけるスーちゃんの姿を想像すると、
切ない・遣る瀬無い気持ちで胸がいっぱいになりました。

在りし日のスーちゃんは、どんな時でも笑顔でインタビューに答えていました。
まるで天使のような笑顔で…。

哀悼の意を表して、その全文を転記させてもらいます。



こんにちは。田中好子です。
きょうは3月29日、東日本大震災から2週間経ちました。
被災された皆様のことを思うと心が破裂するような、破裂するように痛み、
ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。

 私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でもその時は、必ず天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが私の勤めと思っています。

 キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした(涙ぐむ)。
特に蘭さん、美樹さん、ありがとう。2人が大好きでした。

 映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。
もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでもいつまでも伝えたいのですが、息苦しくなってきました。

 いつの日か、妹、夏目雅子のように、支えて下さったみなさまに、社会に、
少しでも恩返しができるように復活したいと思います。
かずさん、よろしくね。

その日まで、さようなら。