気まぐれ

 ほんの”気まぐれ”で取った行動が、あらぬ展開を見せる事がある。
それは、違った見方をすれば、”単なる偶然”に過ぎないのかも知れないが、
当事者からすれば、背筋も凍るような恐怖に戦慄を覚えてしまう。

あれは2年前の3月。北関東の某市にある神社へ祈願をしました。
願いが叶う確立は、言わば非現実的で「ダメモト」って感じでした。
その年は、精神状態が脆く危険な状態にあり、相当苛立っていて、
その神社に3度も願掛けをしてしまい、
冷静になって思い返してみると、少し遣り過ぎたという気持ちがあります。
あれ以来、その神社からは遠ざかり、その存在も何時しか忘れ去っていました。
しかし、ある日を境にその神社の存在を思い起こさせるような出来事が。

ズラッと隙間無く並ぶ赤い鳥居と幟旗に染め抜かれた文字。
謳い文句は真実でした。
明日は御礼参りに行く予定です。
例え気まぐれでも、御祈りをした責任を果たさなければならない時が来たワケで。

ちょっと家から神社までが遠いので、
試しに、今日の午前中にバイクで別の場所まで40kmほど走ってみたら、
休憩を挟まなかったせいか、帰路では腰から下にかけて違和感を覚えるくらいでした。
やぱり長距離はクルマに限ります。



♪力ずくで 君の未来 奪い取りたかった

しかし、奪い取れなかった。

財力に乏しかった あの頃のアタシ。