追憶

 この間、とっても不可思議な夢を見たんですよ。

正確に言えば、「不可思議」と言うより、

「望まざる」夢と言った方が正しいのかも知れませんが…。


ソファで談笑する女性。アタシは、その横顔に見覚えがありました。

そいつは、紛れも無く初恋の女性そのものだったのです。

そして、あろうことか彼女はアタシじゃない、他の野郎とイチャついてるんですよ。

既にその段階で夢だって事に気付いていたんですが、過去の記憶を辿ると、

夢の中に出てくる彼女は、アタシに対してはポジティブな存在であって、

決して鬱陶しい存在ではなかったのです。

「このアマ、喧嘩売ってんのか?」そう心の中で呟いた。

「ナイフを突き刺して殺してしまえ」悪魔の囁きがアタシを惑わす。

妙に変だな~だって可笑しいじゃない?

これじゃ、まるで「悪夢」に魘されてるみたいで。

まァ~でも、連日の猛暑日で身心共に疲れ捲くってるから、

こんな夢を見るのも仕方ないのかな~って、自分に言い聞かせた。

しかし、何とも後味の悪いモンですねェ。

業(カルマ)深きモノの悲しき末路とでも言いましょうか…。



オレたちひょうきん族」EDテーマ。

土曜の夜に家に居るって、何か物寂しいっすね。

そんな、ノスタルジーを感じてしまう曲です。