解放

高速道路の制限速度は時速100㌔
その時、エンジン出力は20ps程度しか使っていないらしい。
そう考えると、桁違いの超絶馬力って、何の為に存在するんですかね?
そりゃ、エンジン性能は低いより高い方が良いに決まってる。
しかしながら、狭い道路で前の車がチンタラ走っていたら、
「宝の持ち腐れ」でしょうよ。
トラフィックにハマった時に、目の前の極太マフラーが奏でる重低音。
「無駄の境地」った感じ?

新車情報ランエボを紹介した時の三本氏の
「まるで四畳半に薙刀を携えて上がり込んだ様ですね」というコメントが言い得て妙だった。
振り回せば己が負傷する。その位の危険性を孕んでいるって事。

クルマはギア比の関係でエンジンの吹け上がりを堪能したら、
ライセンス剥奪は逃れられない。
その点、バイクは低い速度域でエンジンのエキサイティングな鼓動を感じられる。
笑いが込み上げて来るようさ。

レッドゾーンまで回してこそ、エンジンのポテンシャルが窺い知れる。
流石の俺もクルマでは3速止まり。
だって140km/h出ちゃうからね。

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危険な香りに惹かれていく。気付かないうちに。
退屈な毎日より、刺激を求める悲しいサガよ。