憧憬

追いつけたいのに、追いつけない。
やっとの思いで掴んだのに、握り締めたら零れて消えた。
そんな虚しさを味わいたくなくて、
いつしか興味を持たなくなっていた。
そんな感情を押し殺すというか、
心を誤魔化す事を覚えた少年の日々。
「憧憬」の存在も必要だけど、
「身の程を知る」事も大切さ。

でも、今こうして「山口百恵」の動画を見ていると、
「やっぱり好きだったんだナァ」と言わざるを得ない。
三浦友和と結婚した時も、
「だから何?」そんな感じ。
「歌は3分間のドラマ」
彼女は、そう称した。



この曲を、中学の遠足でバスガイドさんが歌ったんだ。
俺はNHK-FMのリクエストアワーで聴いてたから、
「あァ、あの歌だ」って感じたけど、
やっぱり激しい歌だなァ。
彼岸花」と「曼珠沙華」じゃ、言葉の力が違う。違い過ぎる。