邪念

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「邪念」てのは、自分から拭い去る事は簡単なようで難しい。
それでも俺は、無理かも知れないが興味の矛先を変えてみようと尽力した。
今日から。変えなければいけないと切に思ったとです。

今日の研修会場までの道のりは、呆れる位に混んでいた。
渋滞の定義ってのは、クルマが200m以上連なっている状態らしいが、
まさに、そんな感じ。
しかも行きと帰り、両方だからね。そりゃ驚くよ。
本当にバイクの機動性ってのは素晴らしい。
擦り抜けて、擦り抜けて、擦り抜け捲くりだから。
信号待ちで原付スクーターの可愛いお姉さんを発見したら、
軽くアクセルを空吹かし。驚いた事に、それだけで振り返るのよ。
クルマじゃ出来ない芸当だわ。
…早く家に着いたからって、何をする訳でもないけど、
隣に好きな女性でも座ってりゃ、会話も弾むし渋滞も苦にならない。
それが自分1人だけじゃ、単に苦痛なだけだ。MTだし。

明日は「建国記念日」祭日に休めるなんて、数年振りだ。
だから忘れかけていた。2/11が祭日だって事を。
ウチは玄関に国旗を立てるような事は、なかったから。
それより何が悲しいって、食事のスピードの早さ。育ちの悪さを露呈するわ。
まさに「電光石火」の早業。瞬(まばた)きしている間に胃の中へ。
基本的に俺は外で食事を取る時は、多少速度を抑え気味にしているが、
それでも、他の人よりは確実に早い。
しかも、すべて食べ尽くして(基本的に好き嫌いが無い)
早食いは体に良くないんだよな。太るし。
それでも、昼休みは有意義に過ごせるよね。
「鈍(にぶ)い事は牛がするんだ。人間なんだから何でも素早くしろ」
そう親父に躾けられた悲しい過去。好き嫌いが無いのも、貧しさ故の副産物さ。
何だか、とても切なくなって来た。

涙が止め処なく溢れる時、それは感情を脳内で処理出来ない「オーバーフロー」状態らしい。
茂木健一郎さんが言ってました。
俺なんか単純だから、「フランダースの犬」の最終回で泣いてしまうとです。
「貧しい環境」という理由で、才能を認めてもらえないと言う理不尽さ。
所詮、金の力には逆らえないって事。確実に「金持ち」と「貧乏人」が存在する。
そんな資本主義社会のシステムを思い知らされた、少年時代。
「金持ちは金を生み、貧乏人は子供を生む」これも「北斗の拳」で知ったわ。
何故なら、遺産を相続する時に子供が多いと厄介だから。