方向性

 昨今のクルマは、やたらエコ指向で新車に限っては
減税対象になるモデルばかり売れている。
今日も出先で信号待ちをしていたら、
隣のクルマが発進時にエンジン始動音を響かせていた。
アイドリングストップってやつだ。
目で追ったらダイハツのミライースだった。
目立たない色、これといった特徴の無いデザイン。
クルマにインパクトを求める人が減ったのだろうか…。
しかし、ポルシェやフェラーリみたいな本格的スポーツモデルは絶える事がナイでしょう。
最後は”ホンモノ”しか残れない。そしてブルジョア以外御断りとなる。

 確かに、この御時世でエンジンをガンガン回して走るのは、
社会性に反している気がしなくもない。
片側2車線の県道を1速でレッドゾーンまで引っ張ったからって、
併走してくる元気なヤツはそうそう居ない。
これが土日のR17なら少しは違うのかも知れないが…。
やはり、クルマは移動の手段に過ぎないモノに成り下がったのか。
一般道の制限速度が40km/hだもの。
高速道路だって100km/h。これは30psもあれば出せる速度。
昔、新車情報で三本キャスターが「パワーは麻薬です」と常々仰っていたが、
もう、有り余るパワーを堪能するドライバーなんて影を潜めてしまったのだろうか?
もしそうだとしたら、リッターバイクなんて存在自体を否定されるようだ。
逆車フルパワーなら6速で300km/hが可能。
そりゃ事故れば即廃人のリスクを伴う危険を持ち合わせていますけど。
…タバコのCMが終日禁止されているのと同じで、バイクのCMもほとんど目にしない。
しいて言うなら”バイク王”くらいか。あのCMコンセプトは手放すのを前提ってのが面白くない。
バイクは70歳過ぎたらカブやスクーターに限定されてしまうのだから、
せめて身体機能が許すうちは乗り続けたいモンだ。

 規制が厳しくなって、高回転で高出力のエンジンを搭載するのは困難なようだが、
欧州メーカーなんかはデバイスによるモード切替でクリアしている。
国内メーカーにも頑張って欲しいモンだ。
そうでないと、クルマを乗り換える気になりません。
フランスはMTが9割らしいが、
日本は9割ATですからね。
国民性なんでしょうか…。



世代的にはドストライク。
何が凄いって、兜甲児・弓教授 オリジナルキャストのまま。
EDテーマも当時のまま。
熱いモノを感じずにはいられません。