ジンクス

「ジンクス」って言葉、本来、『悪いとき』に使うものですよね?
昨日、テレビ東京「激走!!GT」で
「ニューマシンを投入したワークスがタイトルを獲得するというジンクスが続いている」
なんて間違った使い方をしていたナレーションに、不快感を覚えました。
良い意味なら、「神話」とか言えば良いのに。

昨夜は、F1バーレーンGPを見ました。
今シーズンは給油が禁止され、
予選Q3まで残ったチームは、予選時のタイヤで決勝グリッドに着く。
(その他のチームはニュータイヤ)
決勝を見た限りでは、タイヤ交換のピットインが1度しかないので、
順位の変動が無く、ドラマティックな展開は期待するのが酷な感じでした。
上位グリッドのマシンが早々にタイヤを換える事もなかったし。
バトンは精彩を欠いていましたね。
マッサはブランクを感じさせない走り。
アロンソは、移籍したフェラーリの初レースで優勝。

それよりも、41歳のシューマッハが4年振りに復帰した事に興味がある。
かつて、ニキ・ラウダが復帰した時、インタビューに対して、
「何故カムバックしたのかって?再びチャンピオンになる為さ」と答えていた。
何てカッコイイ言葉だろう。
しかし、アルボレートがル・マンで事故死した際には、
「ハイスピードで疾走するマシンを操っているときのスリルは、
一度味わったら病み付きになる。
その誘惑といつか決別する日が来るのが判っていても、
マシンを降りる決心が付かないレーシングドライバーは、
命を落とす。」
だから、シューマッハが表彰台に上がれなくても、
全レース完走してくれれば、それで良い。
ブリヂストンも今年限りでF1から撤退するワケだし。
もしかしたら、シューマッハも2010年だけかも…。